行ってきました、世界遺産・エンジェルフォール(サルトアンヘル)
今回は前住んでいたトゥクピタからタクシー乗り継ぎで5時間、
カラカスからバスで9時間にある街「シウダーボリーバル」を基点に、
2泊3日の旅でした。
ここは昨年の年末に行ったロライマ山と同じ、
ギアナ高地・カナイマ国立公園の中にありながら、
数百キロ離れているため(しかも道もない)、
「ロライマのついでに」とはなかなかいきません。
ここはロライマ山と並んで、ベネズエラ一の観光地。
約1km(979m)と、世界一の落差を誇る滝です。
ロライマ山は6日間の時間と相当の体力が必要なのに対して、
ここエンジェルフォールは、
2時間分のトレッキング+2日間船に乗っているだけなので、
ロライマの50分の1位の労力(友人談)で辿り着くことができます。
なので、日本からはロライマ山よりエンジェルフォールのほうが、
一般的に人気があるようです。
何で「エンジェルフォール(滝)」っていうのかというと、
別に天使のように綺麗な、とかいう意味ではなくて、
1937年にアメリカ人のジミーエンジェルさんが、
セスナで上空を飛んでる時に滝を見つけ、
思わず湿地帯に着陸してしまって、戻れなくなって、
山の中を彷徨ったというのが始まりなんだそうです。
その後、11日間山を彷徨ったそうですが、
GPSも無いそんな時代、そんなことをするのは多分今で言うと、
火星まで行って戻れなくなるのと同じぐらい無謀じゃないですか。
そのエンジェルさんの好奇心と勇気に拍手。
朝のシウダーボリーバルは小雨がぱらつくあいにくの天気。
飛行場に行くと、6人乗りセスナが待っていました。

早速それらに乗り込んで、シートベルトを締め、
あっという間に準備完了、離陸です。
街を流れるオリノコ川とそれにかかる大橋を左手に見ながら、
セスナは高度を上げていきます。

街を過ぎると、大きな発電用のダムのあることで有名なグリ湖、
草原のど真ん中にある集落、ジャングル、大河…

そんな景色を眺めながらウトウトしていると、セスナは高度を下げ、
カナイマ村の飛行場に向けて着陸態勢に入ります。
カナイマの天気は晴れ。今日一日期待できそうです。
着陸直前には左手にカナイマ湖と小さな滝が見え、
英語版ガイドブック「ロンプラ」の表紙で有名になった、
湖の中にたたずむ3本の椰子の木も見ることができます。

まもなくパイロットがエンジンスロットルを引き、
機首を上げて、軽い衝撃とともにカナイマ村上陸です。
思わずパイロットに拍手。
到着するとすぐに入域料を払うブースがあって、
そこを超えると屋根だけのあるオープンエアーの待合室があり、
小さな土産屋が何軒か店を開いています。
(虫除けやポンチョも売ってます)
そこに迎えに来ていた宿の少年について、
赤茶けた土の道路を歩くこと数分、宿に到着しました。
さっそく荷物を置いて湖に遊びに行きました。
これが有名な三本椰子。
湖の周りでは先住民のペモン族の子供たちが遊んでいたり、
洗濯をしていたりします。
しばらく浅いので、泳げなくてもかなり遠くまで行けます。

午後はボート+徒歩で、山の裏側にあるサポの滝を見学します。
滝の下がアーチ状になっていて、滝を裏側から見ることができます。
(ずぶぬれになりますので、みんなサンダルと水着)
帰り際にもうひとつアチャの滝を裏側から観光して、
みんなメインディッシュのエンジェルフォールにたどり着く前に
「もう滝はおなかいっぱい」状態にさせられます。
(カメラが防水でないので、写真はありません…)
朝はちょっと天気が心配だったものの、天気に恵まれ、
すばらしい1日目が終わりました。
【2に続きます…】
【参考までに、簡単に全体の行程を説明するとこんな感じです】
費用は1400BF。
(公定レートで6万5千円ぐらい、実勢レートで2万円ちょっと)
インフレが激しいので、多分値段はすぐ上がります。
今年の1月から200BF以上値上がりしていました。
※シウダーボリーバルの空港使用料13BFと、
国立公園入域料35BFは別途必要。
前の日 カラカス10時発、シウダーボリバル19時着。
市内の民宿「ドンカルロス」で1泊。
1日目
7:00 旅行会社「アドレナリンツアー」のタクシーで
オフィスへ行き、簡単な説明と朝食、支払い手続きの後、空港へ。
9:00頃 6人乗りのセスナでカナイマ空港へ。 所要1時間ちょっと。
(エア式の虫除けやナイフ等は持込不可。旅行会社に預けます)
カナイマの飛行場には小さな売店がいくつかある。
民芸品、絵葉書、虫除け、雨具、日焼け止めなど
観光地なので街での相場より高いが、びっくりするほど高くはない。
到着後徒歩で民宿まで(5分ぐらい)
午前中は休息・自由時間(カナイマ湖で泳いでました)
12:00頃 昼食を兼ねて簡単な説明
昼食は淡水魚のフライ+ご飯。コーラと水は毎食事に付いている。
午後はカナイマ湖周辺のサポの滝、アチャの滝などを、
ボート(5〜10分)+徒歩(片道30分ぐらい)で観光。
滝くぐりでびしょ濡れになるので、サンダル+水着必須。
18:00近くに宿に戻り、夕食(スパゲティミートソース)・就寝。
希望者のみ、夜バーに連れていってもらえる。
但し観光地だけあって酒は高い。
ビール1本10BF(街では3BF)
2日目
朝食(目玉焼・ハム・チーズとアレパ)後、
10:00頃 宿を歩いて出発。
ボート乗り場まで所要約15分〜20分
簡単な説明、ボートの積み込み等の後、11:00過ぎに出発。
目的地のサルトアンヘル下の「ラトン島」までは所要約5時間
ボートは屋根もなく、硬い板の上に座るだけのもの。
途中、水深が浅く、ボートが人を乗せて航行できない区間を、
30分ほど歩く場所がある以外は、ずっと座りっぱなしになる。
昼食は小さなサンドイッチ×2個+コーラを船上で。
15:00頃 ラトン(ねずみの意味)島に到着。
ここからは1時間ほどジャングルの山道を歩いて展望台まで登る。
サンダルでも何とか登りきれたが、枝で足を傷つけたり、
足をひねる可能性もあるので、最低でもスポーツシューズ、
できればトレッキングシューズを用意したほうが良い。
結構疲れるので、甘いもの系の補食を用意したほうが良い。
16:00頃 展望台到着、17:00頃、展望台出発。
18:00頃 ラトン島到着、屋根のあるキャンプサイトで、
ハンモック(蚊帳付き)で寝る。一応トイレとシャワーもあるが、
我々は川で水浴びをしながら体を洗った。
19:00頃 夕食。焼き鳥定食(炭火焼チキン、サラダ)。
キャンプ地で出てくる食事にしてはおいしい部類。
夜にガイドがペモン族の滝にまつわる伝説を語ってくれる。
(スペイン語、希望者のみ)
3日目
朝食(炒卵とアレパ)後、6:30頃ラトン島をボートで出発。
この時期は5時半頃に日の出を迎えるので、
運がよければ(天気次第)でキャンプサイトから滝の全景が見える。
特に朝の光を浴びた滝は最高の景色だった。
帰路は川を下るので、所要時間が短くなる。
途中下船して30分歩く区間を含めて、約4時間。
途中小さな滝つぼで30分ほど休憩をしたので、
我々は11時過ぎにカナイマ村到着、
その後宿で着替えとシャワーのみ済ませて、
また飛行場に行き、12時過ぎのセスナで出発、
13時半頃シウダーボリーバルの空港到着、昼食なし
という形でした。
今回のツアーはセスナから滝を見るというのはありませんでした。
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