2009年05月07日

世界遺産 エンジェルフォール 1

5月8日まで調整期間中?なのを良いことに、
行ってきました、世界遺産・エンジェルフォール(サルトアンヘル)

今回は前住んでいたトゥクピタからタクシー乗り継ぎで5時間、
カラカスからバスで9時間にある街「シウダーボリーバル」を基点に、
2泊3日の旅でした。

ここは昨年の年末に行ったロライマ山と同じ、
ギアナ高地・カナイマ国立公園の中にありながら、
数百キロ離れているため(しかも道もない)、
「ロライマのついでに」とはなかなかいきません。

ここはロライマ山と並んで、ベネズエラ一の観光地。
約1km(979m)と、世界一の落差を誇る滝です。
ロライマ山は6日間の時間と相当の体力が必要なのに対して、
ここエンジェルフォールは、
2時間分のトレッキング+2日間船に乗っているだけなので、
ロライマの50分の1位の労力(友人談)で辿り着くことができます。
なので、日本からはロライマ山よりエンジェルフォールのほうが、
一般的に人気があるようです。

何で「エンジェルフォール(滝)」っていうのかというと、
別に天使のように綺麗な、とかいう意味ではなくて、
1937年にアメリカ人のジミーエンジェルさんが、
セスナで上空を飛んでる時に滝を見つけ、
思わず湿地帯に着陸してしまって、戻れなくなって、
山の中を彷徨ったというのが始まりなんだそうです。
その後、11日間山を彷徨ったそうですが、
GPSも無いそんな時代、そんなことをするのは多分今で言うと、
火星まで行って戻れなくなるのと同じぐらい無謀じゃないですか。
そのエンジェルさんの好奇心と勇気に拍手。


朝のシウダーボリーバルは小雨がぱらつくあいにくの天気。
飛行場に行くと、6人乗りセスナが待っていました。

salto11.jpg

早速それらに乗り込んで、シートベルトを締め、
あっという間に準備完了、離陸です。

街を流れるオリノコ川とそれにかかる大橋を左手に見ながら、
セスナは高度を上げていきます。

salto12.jpg

街を過ぎると、大きな発電用のダムのあることで有名なグリ湖、
草原のど真ん中にある集落、ジャングル、大河…

salto13.jpg


そんな景色を眺めながらウトウトしていると、セスナは高度を下げ、
カナイマ村の飛行場に向けて着陸態勢に入ります。

カナイマの天気は晴れ。今日一日期待できそうです。

着陸直前には左手にカナイマ湖と小さな滝が見え、
英語版ガイドブック「ロンプラ」の表紙で有名になった、
湖の中にたたずむ3本の椰子の木も見ることができます。

salto14.jpg

まもなくパイロットがエンジンスロットルを引き、
機首を上げて、軽い衝撃とともにカナイマ村上陸です。
思わずパイロットに拍手。

salto16.JPG

到着するとすぐに入域料を払うブースがあって、
そこを超えると屋根だけのあるオープンエアーの待合室があり、
小さな土産屋が何軒か店を開いています。
(虫除けやポンチョも売ってます)

そこに迎えに来ていた宿の少年について、
赤茶けた土の道路を歩くこと数分、宿に到着しました。
さっそく荷物を置いて湖に遊びに行きました。

これが有名な三本椰子。
湖の周りでは先住民のペモン族の子供たちが遊んでいたり、
洗濯をしていたりします。
しばらく浅いので、泳げなくてもかなり遠くまで行けます。

salto15.jpg

午後はボート+徒歩で、山の裏側にあるサポの滝を見学します。
滝の下がアーチ状になっていて、滝を裏側から見ることができます。
(ずぶぬれになりますので、みんなサンダルと水着)

帰り際にもうひとつアチャの滝を裏側から観光して、
みんなメインディッシュのエンジェルフォールにたどり着く前に
「もう滝はおなかいっぱい」状態にさせられます。
(カメラが防水でないので、写真はありません…)

朝はちょっと天気が心配だったものの、天気に恵まれ、
すばらしい1日目が終わりました。

【2に続きます…】



【参考までに、簡単に全体の行程を説明するとこんな感じです】
費用は1400BF。
(公定レートで6万5千円ぐらい、実勢レートで2万円ちょっと)
インフレが激しいので、多分値段はすぐ上がります。
今年の1月から200BF以上値上がりしていました。
※シウダーボリーバルの空港使用料13BFと、
国立公園入域料35BFは別途必要。

前の日 カラカス10時発、シウダーボリバル19時着。
市内の民宿「ドンカルロス」で1泊。

1日目
7:00 旅行会社「アドレナリンツアー」のタクシーで
オフィスへ行き、簡単な説明と朝食、支払い手続きの後、空港へ。

9:00頃 6人乗りのセスナでカナイマ空港へ。 所要1時間ちょっと。
(エア式の虫除けやナイフ等は持込不可。旅行会社に預けます)
カナイマの飛行場には小さな売店がいくつかある。
民芸品、絵葉書、虫除け、雨具、日焼け止めなど
観光地なので街での相場より高いが、びっくりするほど高くはない。
到着後徒歩で民宿まで(5分ぐらい)
午前中は休息・自由時間(カナイマ湖で泳いでました)

12:00頃 昼食を兼ねて簡単な説明
昼食は淡水魚のフライ+ご飯。コーラと水は毎食事に付いている。
午後はカナイマ湖周辺のサポの滝、アチャの滝などを、
ボート(5〜10分)+徒歩(片道30分ぐらい)で観光。
滝くぐりでびしょ濡れになるので、サンダル+水着必須。
18:00近くに宿に戻り、夕食(スパゲティミートソース)・就寝。
希望者のみ、夜バーに連れていってもらえる。
但し観光地だけあって酒は高い。
ビール1本10BF(街では3BF)

2日目
朝食(目玉焼・ハム・チーズとアレパ)後、
10:00頃 宿を歩いて出発。
ボート乗り場まで所要約15分〜20分
簡単な説明、ボートの積み込み等の後、11:00過ぎに出発。
目的地のサルトアンヘル下の「ラトン島」までは所要約5時間
ボートは屋根もなく、硬い板の上に座るだけのもの。
途中、水深が浅く、ボートが人を乗せて航行できない区間を、
30分ほど歩く場所がある以外は、ずっと座りっぱなしになる。
昼食は小さなサンドイッチ×2個+コーラを船上で。

15:00頃 ラトン(ねずみの意味)島に到着。
ここからは1時間ほどジャングルの山道を歩いて展望台まで登る。
サンダルでも何とか登りきれたが、枝で足を傷つけたり、
足をひねる可能性もあるので、最低でもスポーツシューズ、
できればトレッキングシューズを用意したほうが良い。
結構疲れるので、甘いもの系の補食を用意したほうが良い。

16:00頃 展望台到着、17:00頃、展望台出発。
18:00頃 ラトン島到着、屋根のあるキャンプサイトで、
ハンモック(蚊帳付き)で寝る。一応トイレとシャワーもあるが、
我々は川で水浴びをしながら体を洗った。
19:00頃 夕食。焼き鳥定食(炭火焼チキン、サラダ)。
キャンプ地で出てくる食事にしてはおいしい部類。
夜にガイドがペモン族の滝にまつわる伝説を語ってくれる。
(スペイン語、希望者のみ)

3日目
朝食(炒卵とアレパ)後、6:30頃ラトン島をボートで出発。
この時期は5時半頃に日の出を迎えるので、
運がよければ(天気次第)でキャンプサイトから滝の全景が見える。
特に朝の光を浴びた滝は最高の景色だった。

帰路は川を下るので、所要時間が短くなる。
途中下船して30分歩く区間を含めて、約4時間。
途中小さな滝つぼで30分ほど休憩をしたので、
我々は11時過ぎにカナイマ村到着、
その後宿で着替えとシャワーのみ済ませて、
また飛行場に行き、12時過ぎのセスナで出発、
13時半頃シウダーボリーバルの空港到着、昼食なし
という形でした。
今回のツアーはセスナから滝を見るというのはありませんでした。
posted by hitsuji(クサミがある) at 01:29| 茨城 霧| Comment(1) | TrackBack(0) | ギアナ高地と周辺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然のコメント失礼致します。
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Posted by sirube at 2009年05月07日 09:05
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